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トイレのつまり・水回りに関するお役立ちコラム

オムツが原因でトイレつまり発生!最近多い経験談

最近の傾向として、トイレのつまりの原因として多いのが紙オムツです。紙オムツと言うと子供用のものだと思われがちですが、子供用というよりもむしろ高齢者が使用する、大人用のものがトイレつまりを起こす原因となっていることが多くなって来ています。大人用のものが原因となってしまうのには、製品の特性をはじめとして、様々な要因があります。修理業者の経験談から、実際にオムツが原因で起きたトイレつまりの事例を紹介します。

気が付かずにオムツを流した!

オムツのつまりによるトラブルと言うと、子供用のものが原因だと思われる方も多いかもしれません。しかし実際には、子供用のものがトラブルになることはあまりありません。子供用のものは、テープ式かパンツ式であるということもありますが、使用した後の処理を行うのが親だということも、トラブルが起きにくい要因となっています。

反対に、高齢者が使用する大人用のものが原因でトイレのつまりが起きることがトラブルの大半をしめています。特に、普通の下着に吸水部分だけを使用するタイプのものや、パンツタイプのオムツと組合わせて吸収部分を交換できるタイプのものが原因の大多数だと言ってもいいくらいの比率になっています。高齢者がトイレを使用した時に、パンツ部分から吸収部分が落ちてしまったことに気が付かずに、水を流してしまうことでつまりを引き起こすことが多いのです。

流してしまった本人は、パンツ式のものや下着を着用しているために、落としてしまったという自覚がないことも多く、後になってから、トイレがつまっていることに気づいた家族から、修理の依頼を受けることが多くなっているのです。高齢者の場合、普通の大人と比べて注意力が落ちていることも多いため、落ちてしまったことに気が付かない場合が日常的に起きていると言っても良いでしょう。

高齢者本人には、悪気も自覚もないことが多いので、仕方がありません。家族が注意して見守ることが、トラブル防止やトラブルが起きても早期に対応するためには必要なことかもしれません。

良かれと思ってしたことが!

オムツをトイレに流してしまったことに気が付いた時点で、とる行動によって、大変なことになってしまいます。よくあることが、オムツを流したことに気が付いて、流れてしまったのならと何度も水を流して、排水口まで流してしまうことです。高齢者が取りがちな行動なのですが、この行動がつまりを起こす原因になると思っていないので、流してしまうのです。

オムツに使用されている吸水性ポリマーは粉末の状態での重量の約400倍から700倍もの水を吸収する能力を持っています。吸水性も非常に高く、吸収した水は多少の圧力をかけても、ほとんど放出することがありません。最近では非常時の簡易トイレの吸収材としても使用されているほどですから、排水管の中でどのようになっているのかすぐに想像できると思います。

排水口まで流されてしまったものは、便器を取り外して除去するしかありません。流したと気が付いた時点で修理の依頼をしていれば、便器を外すこともなかったのにというケースがかなりあります。流した方は、吸水性ポリマーがどれくらい大量の水を吸収するか理解していないので、このような行動を取ってしまいます。

修理に伺った先では、水を吸収した状態のものを見て理解してもらってから、これだけ膨らんでしまうのだから、もう流さないでとお願いしています。やはり水を吸収してパンパンに膨らんだ状態を見てもらうと、驚かれます。この状態のものを見てもらうと、流れてしまっても、再度同じようなことは繰り返すことが無いようにしていただけます。

気が付いた時には遅かった

高齢者がオムツを流してしまった場合、気が付いた時には遅かったということがよくあります。便器内にとどまっていれば、ご家族が気づくこともできますが、流れて排水口まで行ってしまうと、つまりが発生するまで気が付きません。高齢者も流してしまったことに気が付いていても、つまりを引き起こすとは思っていないため、家族には言わないこともよくあることです。そもそも流したことに気がついていないことも多いのですから、半分は仕方がないことです。

とは言っても、排水のトラブルは家族にとっても困ることに変わりはありません。せめてもの救いは、流れたとしても排水口のところからは流れていくことは滅多にないということです。でも滅多にないとは言っても、排水管の奥にまで入り込んでしまうと、どうしようもありません。パイプ洗浄専門業者に依頼をするしか道は無くなります。

何となくおかしいと言いながら使用を続けて、つまりを起こしてからでは、家族も不自由な思いをすることになります。トイレの流れがおかしいと感じたら、オムツを流すようなことがなかったか確認を行って、早急に業者に依頼して除去するのが、一番良い選択です。

早めの対処で助かった!

気が付いた時には遅かったということもある一方で、早めに気が付いて対処したために、業者に依頼しなくても大丈夫だったということはあります。一度オムツでトイレつまりを起こしたことがある方に、次にまた流してしまった場合どうしたら良いか聞かれたことがあります。準備しておくものとして、使い捨てのゴム手袋とオムツが入る大きさのゴミ袋があると良いとアドバイスをしました。

オムツの端に手が届くような場合だったら、ゴム手袋をはめて手で取り除くことが一番確実だということ、オムツが破けないように力加減をしながら引っ張り出すことが出来るために、下手に道具を使用するよりも良いことを説明しました。この方法を教えた方と、会う機会があったときに、やはり再度流してしまったことがあったそうですが、気が付いた時点でゴム手袋をはめて便器の中からオムツを取り出すことが出来たということで、大変感謝されました。

取り出せない場合には無理をしないで、修理に呼んでくださいとは念を押しておきました。無理に取り除こうとして、けがをしたり、機器に傷をつけたりしてはいけませんから、取り出すのが困難な場合には、やはりプロに任せて欲しいと思います。自分で処理するにしても、業者に依頼するにしても、どちらにせよ早めに対処することが一番の良策だと思います。

まとめ

大人用のオムツが引き起こすトイレつまりは、本当に多くなってきています。高齢者も高性能の吸水性ポリマーがどれくらいの吸収力を持っているのかを知らないことも流してしまう要因の一つだと思います。

つまりを起こして、吸水した状態のものを見てもらうと、同じことは繰り返さずに早めの対応をしてもらえるようになります。高齢者がおられる家庭では、オムツがどれだけの水を吸収するのか、一度は実験をして家族の皆さんで見て理解をすることで、共通の認識も持つことができ、排水管をつまらせるようなことも防げる良い手立てだと思います。またトラブルが起きてから修理業者を探すのではなく、あらかじめ修理業者を探しておくことも大切です。