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小便器と床の間から水漏れした場合の対処方法

小便器と床の間から水漏れしてしまったら、洗浄用の水だけではなく排泄物まで床に流れてしまっているかもしれないと心配になりますよね。トイレは毎日使うものなので早急に対応する必要がありますが、自分で修理しようとするとかえって悪化してしまい、最初から業者に依頼すれば良かったと思うことも少なくありません。しかし相場はどのくらいなのかなど、分からないことだらけでは不安になってしまいます。ここで、原因別の対応の仕方と業者に払う費用の目安をご確認ください。

小便器の構造は?

小便器とは、文字通り排尿の際にのみ使用する便器のことで、男性が立ったまま排泄する時に使用します。小便器は大別して2種類あり、床に固定されている床置き型小便器と、壁に設置されている壁掛け型小便器があります。後者は、女性用トイレでも小型化したものが男児用として設置されていることがありますが、通常男性用トイレに設置されているものは成人男性に合わせた高さになっているものが多いです。

液体以外は流せない小便器ですが、大便器とはことなり、配水管の中に水たまりや尿石ができやすいです。そのため、以前は掃除しやすいように大きめのトラップを使っている機種が多かったのですが、今はトラップや便器自体を着脱して直接洗浄することが増えたので、小型化されたトラップも使われています。

使用後は、流水によって便器を洗浄します。便器の上部についているフラッシュバルブというボタンを自分で押す手動式に加え、センサーによる自動式が採用されている機種もあります。他にも、機種によって様々な工夫が施されています。例えば、節水機能によるエコな小便器もありますし、尿石の原因菌を抑える洗浄水を定期的に流す機能を持っているものもあります。

新しい機種だと、原因菌の活動のタイミングに合わせて一定間隔で配水管の中を自動洗浄してくれる機種さえあります。また、衛生的に利用できるように、尿はね対策を意識した形のものも出回っています。男性用トイレの小便器コーナーの多くは仕切りがないため複数台の小便器を効率よく設置することが出来ますが、機種の形状を工夫することでプライバシーの保護に力を入れている機種もあります。

小便器と床の間から水漏れの原因は?

小便器と床の間から水が出てきている場合、原因はいくつか考えられます。一番多いのは、便器やタンクの結露が伝って小便器と床の間が濡れているというパターンです。もし床を濡らしている水が結露でなければ、フラッシュバルブなど別の場所が原因で、便器を伝って床を濡らしているということも有り得ます。この場合は、フラッシュバルブの接続部や内部の部品の劣化が水漏れを招いていると考えられます。

他にも、排水管内に尿石が付着し、詰まりから起きているということもあります。小便器は大便器よりも排水管が狭いので、相対的には詰まりは発生しやすいです。また、便器と配水管を接続しているフランジパテという部品が経年劣化することにより継ぎ目から水漏れしている可能性もあります。便器内に墨汁など、色の濃い液体をたらしてみて、床にその液体が混じった水が漏れているかを確認してみてください。

もしも確認できれば、結露などではなく、水漏れ防止に設置されているフランジパテが痛んでいます。あまりないことだとは思いますが、そもそもフランジパテの設置の仕方が不適切であれば、損傷と同様に水漏れが生じることがあります。いずれにしても、ここに問題が起きたままの状態で使用していると、尿や洗浄のために流す水が小便器と床の間から漏れ続けることになります。

この状態が続くと、床を傷めてしまうことになるので、早急にし対処した方が良いでしょう。結露が原因でなければ、まずは止水栓を止めて被害を最小限に抑えてください。その後は自分で対応し続けることで状況を悪化させてしまうこともありますので、専門知識を持った専門業者に依頼した方が良いと思われます。

業者に依頼した場合の費用は?

水漏れの原因によってとるべき対応方法が変わってくるため、それにより業者に依頼した場合の費用も変わってきます。主に部品代、作業料の他に、作業するためには出張してもらわなくてはならないので出張料がかかります。これは基本的に距離に応じて計算されるのですが、2000円から4000円程度を考えておくと良いと思います。

それでは、ここから原因ごとに、具体的な費用の目安をみていきましょう。フラッシュバルブの水漏れが原因であれば、フラッシュバルブで使われている押しボタンの部品を換えれば解決する可能性があります。この部品代は2000円程度です。部品のみならずフラッシュバルブそのものを交換しなくてはいけない可能性もあります。

そうなると、部品代で5000円から10000円程度をみておく必要があります。別途、作業には10000円から20000円がかかります。そのため、フラッシュバルブの水漏れの場合は、出張費を入れて14000円から36000円が費用の目安となります。また、排水管内の尿石が詰まりを起こし、水漏れを誘発している場合は、尿石除去剤で尿石を除去します。

業務用の尿石除去剤は、3000円から5000円かかります。作業料は8000円から20000円程度を考えておいてください。出張料を入れると、合計で13000円から29000円程度の費用を見込んでください。最後に、フランジパテの劣化が原因である場合は、便器と排水管の接続部分が損傷しているということなので、いったん小便器を取り外す必要があります。

その上で部品の交換ということになりますが、部品代は1000円から3000円が相場です。作業には15000円から30000円かかりますから、出張費を入れると、18000円から37000円程度の費用であると想定していてください。

まとめ

排尿用の便器である小便器は、便器の上部についているフラッシュバルブというボタンを押して水を流します。ここで水が漏れて床が濡れてしまっている場合は、フラッシュバルブや内部の部品を交換することになります。また、排水管内の尿石などの汚れが原因の場合は、尿石除去をします。さらに、便器と配水管をつなぐフランジパテが劣化、損傷して水が漏れている場合は部品交換が必要です。業者に依頼する場合の費用は原因などによりますが、部品代、作業代、出張料を含め、13000円から37000円程度が目安となります。

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