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トイレのつまり・水回りに関するお役立ちコラム

あり得ないものが下水管に?トイレ・排水つまりの経験談!

長年、修理に関わっていると、トイレや下水管のつまりを直しに行った先で、なぜこんなものがと頭の中に、はてなマークがいくつも出てくるようなものが、つまりの原因となっていたことも少なくありません。トイレや下水管つまりの修理のほとんどは、またこれだったかというようなことが原因ですが、中には遭遇してしまった自分でも、思わずこれはあり得ないと言ってしまうような、どうしても不思議で納得ができなかった経験談があります。

ケータイとスマホや老眼鏡など意外なものは

トイレや下水管がつまりを起こす原因というのは色々ありますが、大抵はトイレットペーパーやクリーナーシートなどが原因になっています。しかし、中にはどうしてこんなものを流してしまったと思うようなこともたくさんあります。そういった経験談を紹介します。普通に考えたら、便器に落とした時点で気が付きそうなのに、流してしまったというもので多いもののトップに来るのが、ケータイとスマホです。

流したことに気が付いて、何とかしてと言ってくるのはまだしも、トイレがつまってしまったから修理に来てと言われて取り出してみたらケータイだったということもあります。見つかったときになって、落としたことに気が付いたという人もたまにいて、半分あきれかえるということも何度かありました。

その次によくあるのが、老眼鏡です。老眼鏡も落とした時点で気が付きそうなものですが、落とした本人が気がついていないものとしてはトップに来るかもしれません。老眼鏡はどこに置いたかわからなくなることが多いことも関係があるかもしれません。とにかく、修理に行って便器の奥に掛かっていたものを取り出したときに、そこにあったのか!と言われて、またかと頭が痛くなることが多いのが老眼鏡です。ケータイやスマホ、老眼鏡などは、なぜ落とした時点で気が付かないかなと不思議でしょうがないモノの代表です。

女性から流してしまったから、何とかしてと修理の依頼を受けることが多いのが、雑巾です。トイレ掃除をしていて、流してしまったというのですが、どうしたら雑巾を流してしまうようなことになるのか理解に苦しむモノの一つです。

ありえない?でもあるんです

今まで排水があふれて修理の依頼があった中でも、一番あり得ないと思った原因は、自転車の鍵です。トイレに流したというのはまあよくあることですが、依頼があったのは洗濯機の排水を流す排水口が流れずにあふれてしまうというものでした。排水口の中につまっていたものを取り出したら、自転車の鍵に糸くずなどが絡まった状態のものでした。自転車の鍵がこんなところにあるのは、あり得ないだろうということしか考えられませんでした。

しかしどう考えても、子供さんの服のポケットに入っていたものが、洗濯をしたときに洗濯槽のすき間から落ちて排水と共に洗濯機の排水管を流れ出たとしか思えません。洗濯機の排水管はそれほど太さがあるわけでもないのに、よく途中で引っ掛かることもなく流れたものだと、逆に感心してしまった覚えがあります。

また、一度だけですが、十中八九は便器で引っ掛かるものなのに、なぜかトイレの排水口まで流れてしまっていたのを見たときには、えっ、何でと思ったのが、老眼鏡です。老眼鏡を落としても、便器の中に引っ掛かっているのが普通です。でも、その時はなぜか排水口まで流れていました。紙などの柔らかいものなら排水口まで流れるのはわかりますが、老眼鏡のような硬いものが流れてしまったのは、未だに理解不能です。老眼鏡がスリムで小振りだったから流れたのかなと思わないでもないですが、本当に訳が分からないケースでした。

少しずつ、積み重なって

つまりを起こして一番困るのが、少しずつ流れたものが障害物に掛かって、下水管の中のどこでつまりをおこしているのかはっきりとわからない場合です。排水口付近でつまりを起こしている場合には、すぐに取り除くこともできます。しかし、排水管の中で起きてしまうと、パイプ洗浄専門業者に依頼しないと解決できません。このように排水管の中でつまりを起こす原因となるものは、とても小さなものです。

パイプを洗浄してもらった後で、何が原因だったか聞いてみると、一番多いのがつまようじです。ときには、どこから入り込んだのかわかりませんが、小さなネジが原因だったということもありました。このような小さなものが排水管の中で流れなくなってしまうと、そこに流れてきた髪の毛やゴミなどが、少しずつ溜まっていき、それらが積み重なっていつの間にか排水管をつまらせていたということもありました。

小さなものとはいえ、決してバカにはできません。知らないうちに流れてしまったものは仕方がないでしょうが、注視できるものは流さないようにしてください。

古い下水で起きたこと

ここ20年ぐらいの間に下水管が整備された自治体では、起きたことがありませんが、それよりも前に下水管の整備が行われた自治体でたまに起きることがあります。何となくお風呂の排水の流れが良くないから、見て欲しいと言われて出向くことがあります。

お風呂の排水口につまりがあるわけでもなく、パイプの中でつまっているのかなと思いながら、念のために敷地内にある汚水桝(おすいます)の蓋を開けてみると、とんでもないことになっていることがあります。汚水桝というのは、下水道の本管に汚水を流すために、敷地内に設置するものです。排水の流れが悪くなる原因の一つに、この汚水桝の中にゴミが溜まって、流れを阻害していることがありますが、このようなことはよくあることで、中のゴミを取り除けば、排水は速やかに流れます。

とんでもないことというのは、コンクリート製の古い汚水桝で起きていることがあります。家庭の中から出てきた排水管との継ぎ目や、汚水桝のひび割れたすき間から、樹木の根が入り込んでびっしりと根を張っていることがあります。何度かそのようなことがありました。樹木の根に排水のゴミなどが掛かっていると、簡単にゴミを取り除くことはできません。

樹木の根を切ってから、ゴミと一緒に取り除かなければならないという大変な作業になります。下水道の整備が早かった自治体では、コンクリート製の汚水桝を使用しているため、このようなことが起きてきます。最近になって下水道が整備された自治体では、塩ビ製などの汚水桝を使用しているため、このようなことは起きません。

汚水桝の近くに樹木が植えてあるようなお宅では、汚水桝の中に樹木の根などが入り込んでいないか、定期的なチェックをお勧めします。

まとめ

トイレ、排水管、下水管で遭遇してきたつまりの原因のうち、あり得ないとか、どうしてこうなったというような事例を紹介してきました。しかし、あり得ないとは言っても、実際に遭遇した身としては、こういうこともあるということを知っていて欲しいと思います。滅多にはないことですが、可能性としては絶対にないとは言い切れないことばかりだからです。トイレや排水の流れが悪い時には、早めの対処で事なきを得ることもあります。特にアパートやマンションなどでは、自分の問題だけでは終わらないこともあります。日頃から注意を向けているだけでも、何かあったときにすぐ気が付いて対処することができますよ。