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ウォシュレットやシャワートイレの水漏れの原因と対処方法は?

ウォシュレットやシャワートイレなどの温水洗浄便座の一般家庭への普及率は、今や80パーセントに迫る勢いです。2017年には普及率79.1パーセント!つまり、10軒中8軒に温水洗浄便座があることになります。お店や公共施設、駅などのトイレも温水洗浄便座のところが増えていますよね。

しかし普及するにつれて、トラブルも増加しています。こちらでは、温水洗浄便座の水漏れの原因と解決方法、そして対処するときの注意点について詳しくご説明します。

ウォシュレットの水漏れの原因

ウォシュレットとはTOTOから発売している温水洗浄便座の商品名です。最初に考えられる水漏れの原因は、経年劣化。長い間使っているうちにノズル部分が引っ込まなくなる、あるいは逆にノズルが出てこなくなるなどして水が止まらなくなってしまうと言われています。この場合は、ノズルにあるバネが劣化してしまい、うまく作動しなくなったことが原因です。ノズル以外にも、ウォシュレット本体の故障による漏水も考えらえます。

この場合は、ノズルからでなく、床と本体のつなぎ目から水が漏れてきてしまうので、一刻も早い処置が必要になります。そもそも温水洗浄便座は、水道水をバルブユニットと呼ばれる部分を通って温水に変えて放出するという仕組みです。

給湯の方式には貯湯式と瞬間式の2種類がありますが、お湯を温めるという目的は同じです。「水道水を便座側に送り、お湯に変える」というと非常に簡単なようですが、電気が関係するとても繊細な作業です。こうした点から、ウォシュレットは「精密な電化製品」だと言えるのです。そのため、電気が正常に通らなければ冷蔵庫やエアコンなどと同じように、トラブルが起きて、その結果水が漏れやすくなります。さらに、パッキンが古くなっていても、水漏れは起こります。

パッキンというのは、水道管などをつなぐ際に取り付ける黒いゴム状の器具ですが、これが経年劣化によって伸びたり摩耗したりしてしまうと、水が漏れやすくなります。また、お掃除をさぼってしまいノズルやボタン部分に汚れがこびりついてしまうと、作動しにくくなって水漏れの原因になるとも言われています。リモコンタイプを使っている場合は、リモコンの電池切れによって水漏れが発生してしまう場合もあります。

シャワートイレの水漏れの原因

シャワートイレとはINAX(LIXIL)が発売している温水洗浄便座を指します。ちなみに、温水洗浄便座のトップはウォシュレット、2位がシャワートイレだと言われています。こちらも水漏れの原因はウォシュレットと同じく、経年劣化や電気系統の故障、または汚れの蓄積が原因です。シャワートイレを含む温水洗浄便座は、寿命が7年~10年と言われています。これはあくまでも「普通に」使い続けた場合ですから、お掃除を全くしなかったり、乱暴に扱ったりした場合は、もっと寿命は短いと思われます。

また、使用頻度によっても当然寿命は変わってきます。特に大家族のお宅では一日にかなりの回数を使用しますから、丁寧に使っていても劣化は早まってしまいます。どの家電製品も同じですが、経年劣化は避けられません。ノズルからの漏水を防ぐためには、普段のこまめなお手入れが必要ですし、パッキンの劣化による漏水を防ぐためには、交換時期を決めておき、目に見える劣化がなくても時期が来たら交換するなどすると良いですね。要するに、大切に扱ってあげれば劣化を遅くすることが可能だということになります。

そして、お湯の温度が高すぎると便器を傷める原因になりやすいので、あまり高温に設定するのは避けてください。これは、やけどを防ぐうえでも大切です。また、漏水以外にも便座が冷たい、ふたが自動で閉まらない、自動で動かないなど少しでも不具合を感じたら、早目に原因と対処法を探っておくことも大切だと言えます。

温水洗浄便座各社のホームページには、Q&A形式で故障診断が出来るサイトがありますし、取扱説明書にも「困った時は」といった項目が載っていますから、いざという時は参考になさってみてください。

対処方法と対処する際の注意点

では、温水洗浄便座の水漏れを自分で修理する方法を見ていきましょう。まず、ノズル以外の部位からの漏水を修理する際に必ず事前に行っていただきたいのは、電源プラグを抜いておくことです。これは、ウォシュレットでもシャワートイレでも、そのほかの温水洗浄便座でも同じです。どちらも電化製品ですから、感電を防ぐために非常に重要ですので忘れずに行ってください。ただし、ノズルの場合は、ノズルを引き出す必要があるので、電気が通るようにしておきましょう。

そして、次に止水栓をレンチなどを使って硬く閉めます。これは、修理を行うときに水が噴き出すのを防ぐためです。ただ、あまりに強く締めすぎると破損の原因になりますので、お気をつけくださいね。この2つを実行したら水漏れが起きている箇所に合った対処を行います。まずノズルから水漏れしている場合は、ノズルをきれいに掃除してみてください。ノズルのお手入れ方法については、各製品のマニュアルを参考にしてください。

次に給水管や排水管などから漏水している場合は、パッキンを交換して様子を見てください。パッキンは、ホームセンターやネット通販で購入することが出来ますので、家のトイレに合ったサイズを、マニュアルなどで確認してから購入しましょう。そして、自己修理をお勧めできないのは、本体から水が漏れている場合です。

この場合の修理は、業者に依頼することをお勧めします。本体内部には電気系の細かなコードや部品が多くありますので、傷つけたり感電したりする危険性があるからです。また、漏電による火災が起きてしまう可能性も指摘されています。便座を取り外すぐらいなら問題ありませんが、分解するのは非常に危険です。ですから本体からの水漏れの場合は、業者にお任せするのが賢明です。

まとめ

温水洗浄便座は快適で、もはや私たちの生活になくてはならないものになりつつあります。温水洗浄機能がついていないと、用を足した後も何となく気持ちが悪いという方も多いことでしょう。毎日使っているとそれほど感じませんが、実は温水洗浄便座はとても精密な家電製品です。漏水の箇所によっては、修理に命の危険が伴うことを頭に入れ、いざという時は迷わずに業者にお願いするようにしてください。

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